舌骨の位置と無呼吸症候群の関係性

無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が繰り返し停止される症状で、寝ている本人には自覚症状がありません。

しかし、放っておくと身体や脳が休まるときがないため、日中でも強い眠気や集中力の低下といった影響が出てきます。

自分では気づきにくいため周りから指摘される、日中に強い眠気や倦怠感を覚えている場合は一度、症状を疑い医療機関を受診してみた方が安心できるでしょう。

睡眠時の無呼吸についてはすでに治療法がありますが、近年、睡眠時の無呼吸は舌骨の位置をコントロールすることで、改善されることが分ってきました

これは正常よりも、低い位置にある「低位舌」と呼ばれる機能低下が原因で、舌の位置が低くなることで気道が狭くなりいびきや睡眠時の無呼吸になるといわれているのです。

舌骨は他の骨とは独立して支えており、間違ったトレーニング方法をしていても改善されません。

この問題を改善するために開発された装置が、「SPP」と「SLP」です。

これらの装置は口腔内に装着することで、睡眠時無呼吸症候群の原因でもある舌骨を正常な位置に戻し、筋力をアップさせる効果があるといわれています。

装置は上と下に装着するもので、個人差はありますが装着することで歯ぎしりや睡眠時の無呼吸、肩こりや頭痛の軽減といった効果が期待できるといわれています。

また、舌の位置が変わることで今までよりも呼吸が楽になり睡眠の質が向上、口ではなく鼻呼吸になり免疫力のアップや姿勢の改善といった多くの健康効果も期待できると考えられているため、現在悩んでいる方は検討してみてもよいかもしれません。

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